不動産相続・売却ブログ

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50代が悩む親の相続不動産問題 ~現実と解決へのヒント~

50代が悩む親の相続不動産問題 ~現実と解決へのヒント~

「親が亡くなった後の相続問題なんて、まだまだ先の話――」

そんなふうに考えていた私たち50代世代も、
気づけば「そろそろ親の相続について真剣に考えなければ」と
思う年齢になりました。

特に都心へのアクセスが良く、地価も高い横浜市内では、
不動産相続に関する悩みが尽きません。

今回は、私や周りの友人が実際に悩んできた事例も交えながら、
「50代の人が横浜市内で親の相続不動産で悩む10の理由」と
その解決の糸口について、詳しくご紹介します。

 


1. 遺産分割のトラブル

相続人が兄弟姉妹複数いる場合、
「家は誰が継ぐのか」「公平に分けられるのか」などで
意見が割れてしまうのはよくある話。

円満に話し合いが進めばいいのですが、
価値ある不動産が絡むと揉め事に発展しやすくなります。
 

私の知人のケースでは、兄妹間で分割協議がまとまらず、
専門家を交えて長期間にわたり調整が続いたそうです。

 

2. 相続税の負担と資金繰り

横浜市内は地価が高いエリアも多く、
予想以上に相続税がかかることも少なくありません。

しかし相続人には現金が十分ない場合、
不動産を慌てて売却せざるを得なくなるケースも多いのです。
相続税対策の相談は早めが鉄則です。

 

3. 不動産評価や売却の難しさ

「横浜の家だから高く売れるだろう」と思いきや、
築年数や立地条件によっては買い手がなかなか見つからないことも。
 

不動産会社ごとに価格査定がバラつくため、
「どの業者に任せるべきか」と迷うことも50代世代に多い悩みです。

 

4. 物件の管理・維持費負担

誰も住まなくなった実家にも「固定資産税」「マンション管理費」
「修繕積立金」などの費用はかかり続けます。

また、管理ができず放置されると、火災や犯罪などの更なる
トラブルや損失につながります。

 

5. 空き家問題

近年、空き家問題は社会全体でも深刻化しています。
横浜市内は地域によっては空き家率が上昇傾向にあり、
 

防犯や老朽化・景観悪化などの地域課題にも直結します。
「どうせ処分すればいい」と思っていても、
売れない・貸せない実家が“負動産”になってしまうこともあるのです。

 

6. 親子間で事前の話し合いが進んでいない

「縁起でもない」とつい避けてしまうのが相続話。

しかし、親の考えや意向、家族の希望を事前に話し合っておかないと、いざ相続発生時にトラブルや行き違いが起きやすくなります。
 

できるだけ早めの家族会議が大切です。
特に相続で揉める大多数は「一般家庭」と言われておりますので。

 

7. 不動産登記や手続きの煩雑さ

相続登記や名義変更の手続きは、とても複雑です。
法務局や市役所に何度も足を運んだり、多くの書類を集める
必要があるなど、慣れていないと本当に大変です。

「まず何から始めればいいか分からない」と、
いう場合には司法書士に相談されることをお勧めします。

 

8. 財産の偏り・不公平感

不動産は現金のように等分できないため、
同じ兄弟姉妹でも「自分だけ損をしているのでは…」という
不公平感が溜まりやすい財産です。

「家を相続する人」「現金を相続する人」の間で
感情的なしこりが長年残ることもよくある話です。

 

9. 親が認知症・高齢化により意思確認が困難

判断力が低下し、遺言書が作成できなくなったり、
親の意向が分からなくなるケースも増えています。
認知症になる前から、早めの対策や準備が求められます。

 

10. 横浜ならではの地域性・不動産事情

横浜市はエリアごとに地価や利便性の差が非常に
大きいのが特徴で、借地権や古い再建築不可物件などの
特殊事情が絡む物件も少なくありません。

「駅近だから売れるだろう」と思っても、
想定外のや権利関係や行政絡みで手続きが難航するケースもあります。

 


まとめ:今からできる備えとは?

以上が、50代の方が横浜市内で親の不動産相続で
直面しがちな主要な悩み10選で取り上げさせていただきました。

ここからは簡易的ではありますが、
想定外なトラブルを未然に防ぐためのスタンダードな準備方法を
お伝えさせていただきます。

 

3つのアドバイス

1.      早めに家族で話し合いを
「相続はけしからん」とタブー視せず、お互いの希望や親の意思、
資産内容を親が元気なうちに話し合い、現実的な準備を行いましょう。

時に最近では「終活」という言葉も一般的になってきましたので、
後回しにせず、膝を突き合わせて話をすることが大切です。

 

2.     専門家をうまく活用する
弁護士・司法書士・税理士・不動産会社など、
信頼できる専門家の力を借りることで、納得感のある円滑な
相続準備が可能となります。

ただし、各専門家もそれぞれの得意分野があり、
必ずしも相続や就活に詳しいとは限りませんので注意が必要です。

 

3.     資産の棚卸とシミュレーションを事前に
現状把握から始めて、売却や活用、相続税のシミュレーションなど、
早期の検討が安心材料となります。

特に揉める大半の要素は「不動産」です。
時価(相場)金額と国が定める評価との乖離があるのが不動産で、
そこが揉める一番のポイントになります。

 

「うちに限って…」と思わず、“今できる備え”をしておくことが、
いざという時に家族全員が納得できる相続への第一歩です。

相続した不動産、または相続予定の不動産で

お困りごとがございましたら下記までお気軽にご相談ください。

先ずは抱えられている現状を確認させていただき、

最善の解決策をご提案させていただきます。

また、弊社は相続不動産になる以前の「就活」にも
力を入れております。

介護、施設等々、相続前の段階で必要になる専門家との
協力体制を敷いておりますので、「先々のために〜」という
ご相談も柔軟に対応させていただきます。

 

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 045-315-3295

 

執筆:LikeStyle株式会社

   代表 鈴木 悟史

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